7.【中期中絶の病院選び ①】総合病院

7.【中期中絶の病院選び ①】総合病院

 

中絶するための病院探しが始まりました。

私の通っていた産婦人科は
分娩、中絶を行っていなかったので
病院を紹介していただきました。

 

また、中期中絶を行っている病院は少なく
電話をした時点で断られた病院もありました。

 

1軒目は総合病院を紹介していただきました。
総合病院は何かあった場合に
迅速に対応していただけるため
私たちも安心して話を聞きに行くことにしました。

先に書いておきますが
この総合病院で行わなかった理由は
中期中絶を行っていないと診断の最後にわかったからです。

 

まずはエコー検査をして無脳症であることの確認。
次に無脳症についての説明を受けました。

総合病院の先生は
産むこともできますが、99%は中絶を選びます。

またネットで調べたら
何年か生きることができた例を見るかと思います。
しかし、そのようなことは無いと思った方がいいです。

と現実的な話をしてくれました。

 

1番私が救われたことは
無脳症は母体の年齢や遺伝は一切関係ありません。

今回は残念だったとしか言えませんが
受け入れるしかないです。

と言われたことです。

 

その言葉を言われた時に
遺伝ではないとほっとした自分がいました。

無意識に遺伝を怖がっていたことがわかりました。

 

私は先生に
中絶を選ぼうと思っています。

でもそれが本当にいいのか
赤ちゃんにとっては産まれた方が幸せなのではないか
と考えてしまうことを正直に話しました。

 

先生からは
赤ちゃんは産まれる頃には脳がほとんどの場合ありません。
なので痛みもなければ、自分で呼吸もできません。
産まれてすぐに植物人間になります。

なので正解はありませんが
中絶を選んだからといってそれが間違いとは思わないでください。

私は立場上、中絶を促すことはできません。
でも中絶を選ぶ方がほとんどです。

と先生の立場から
言葉を選んで答えていただきました。

 

そして最後に
この病院は中期中絶を受け入れていません。
もし産むことを選ぶのであれば
私たちは最後までサポートします。

かかりつけの医師と相談して
産むと決めたらまたきてください。

と言われました。

 

その時に初めて中絶を行っていないとわかり
別の病院を紹介してもらうことになりました。