私はらむちゃんが無脳症と診断された時に
周りの妊婦や赤ちゃんに対して
どのような気持ちなるか怖かったです。
実際に兄夫婦の第二子が
らむちゃんと出産予定日が1週間も変わらず
1番の親友には
4ヶ月になる赤ちゃんがいました。
羨ましいと思ったらどうしよう。
会いたくないと思ったらどうしよう。
と直接会うまで怖かったです。
直接会ってみると
心の底から兄夫婦の赤ちゃんが
無事に産まれることを願うことがで
親友の赤ちゃんは可愛いと思えました。
中絶前に神社にお参りに行ったのですが
その時に兄夫婦の『出産祈願』もしてきました。
ただ、安産祈願はできませんでした。
今の私からしたら、母子共に健康であれば
帝王切開でもいいのにと思ってしまうからです。
兄夫婦の出産予定日付近には
安産祈願ができるようになれたらいいな
と思っています。
私は自分に黒い感情が芽生えなかったことに
ホッとしていました。
兄夫婦も親友のことも大好きで
これがきっかけで気まずくなりたくなかったからです。
しかし、私にも黒い感情はありました。
中絶後芸能人の出産報告のニュースを見ました。
その時に
羨ましい。
なんで私の赤ちゃんだったんだろう。
この人は妊娠出産の怖さを知っているのかな。
など感情が溢れてきました。
その芸能人も
もしかしたら流産や中絶を経験しているかもしれませ
身近な人に経験者がいて、
でも私にはその背景がわからないので
ただただ羨ましい。しか思えませんでした。
今回姉に
Chocoの話をずっと聞いているけど
多分私には全ての気持ちはわからないと思う。
と言われました。
でもそれでいいと思っています。
これ以上私たちのような気持ちなる人が
増えないでほしいと願っています。
私もできれば知らずに生きていきたかったです。
でもいくらそう思っていても
妊娠出産の怖さ
産みたくても産めない人がいることの現実を
みんなにわかって欲しいと思う自分もいます。